前立腺と男性機能の関係

ノコギリヤシは、前立腺肥大症の症状を改善させる効果があることが知られており、ヨーロッパでは医薬品として使用をされています。
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大化をして尿道が狭くなることで、尿の出が悪くなり、残尿感を感じたり頻尿になったりする病気で、悪化をすると尿が全く出なくなる場合もあります。

そして、前立腺の肥大化は、男性機能を低下させる可能性があるため、前立腺肥大症の治療薬として知られるノコギリヤシには男性機能を回復させる効果もあると考えられています。
前立腺とは、男性にのみ存在をしている生殖器で、膀胱の真下に尿道を囲むように位置している臓器です。
前立腺が囲んでいる尿道部分では、精巣で作られた精子が通る精管が開いています。

前立腺には前立腺液を尿道に分泌をする働きがあり、前立腺液に含まれているアミノ酸、亜鉛、クエン酸などの成分が精子に栄養を与え、子宮までの長い道のりを力尽きることなく進めるように働きかけています。
射精の際の精液には前立腺液が約30%も含まれており、精子が勢力的に活動をするためには前立腺液の正常な分泌が不可欠です。

また、前立腺は射精と排尿を切り替える役割も担っています。
確かに、尿も精子も同じようにペニスを通って外に排出をされますが、両方が混ざることはほとんどありません。
つまり、射精の際は精液が尿道を通りように、排尿の際は尿だけが尿道を通るようにと入口を閉じたり開いたりしながら調整をおこなっているのです。

前立腺肥大症の原因はまだ解明をされていませんが、生殖機能の必要性が薄れてくる50代以降の中高年に多い傾向があり、生殖機能の使用頻度が減ることで本来の機能を失い、前立腺が肥大をするとも考えられています。
勃起不全の薬を前立腺肥大症の患者に与えた場合に、症状の改善がみられたという実験結果もあることから、前立腺の働きと生殖機能の低下に関わりがあることは間違いないがないようです。
また、アメリカの先住民族であるインディアンが精力増強剤としてノコギリヤシを使用していたことからも、生殖機能の改善が期待できると言えるでしょう。
また、気になるノコギリヤシの副作用についても参考にご覧ください。